ボツリヌス菌から作られたボトックスを使用することで、筋肉が収縮して汗腺が細くなるため、発汗を抑える方法があります。
ボトックスはタンパク質の一種で、交感神経の働きを弱める作用があるため、エクリン汗腺やアポクリン汗腺の活動を抑制し、汗の分泌を抑えることができます。持続期間は約6ヶ月ですが、個人差もあります。
腋の下には、エクリン汗腺、アポクリン汗腺という2つの汗腺と皮脂腺という分泌腺があります。ワキガの臭いは、単に汗が原因ではなく、分泌液や皮膚の雑菌などと絡んで生じます。
●エクリン汗腺
エクリン汗腺から出る汗は、暑い時やスポーツをした時などに出る汗です。この汗は体内の熱を放出する大切な役目をしています。汗には臭いはなく、99%が水分、1%が塩分で構成されています。
● アポクリン汗腺
アポクリン汗腺から出る汗は粘り気があり、脂肪や鉄分、蛍光物質、アンモニアなどからできています。
この汗自体は特に臭いの強いものではく、汗に含まれる分泌物が腋の下の細菌に分解され、独特の臭いを発するようになります。
この汗は、もともとはフェロモンのように異性を引き付ける臭いを出す働きがあったといわれています。
● 皮脂腺
皮脂腺はアポクリン汗腺と同様に毛穴と直結しており、皮脂と呼ばれる脂肪分を分泌しています。
皮脂のなかには数種類の脂肪酸が含まれており、脂肪酸もワキガの原因となっています。 |