ジュエルクリニック恵比寿

人気のOライン脱毛。痔だとNG!治療が先?その理由は

医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。

近年、若年層を中心に女性のアンダーヘアのお手入れが定着し始めています。医療機関でのVIO脱毛施術も人気が高まり、お陰さまで当院でも多くの患者さまにVIO脱毛施術をお受けいただきました。この際、Oライン(肛門周辺)の脱毛施術に関して、注意していただきたいことがございますのでご紹介いたします。「痔」の症状をお持ちでVIO脱毛を検討中の方、ぜひご確認ください。

Oラインの脱毛施術は、「痔」の治療を終えてから♪

当院は、「痔」の症状をおもちの患者さまのOライン脱毛(肛門周辺の脱毛)をお断りしています。現在「痔」を患っておられる患者さま、もしくは「痔」が疑われる症状をお持ちの患者さまは、先に「肛門科/肛門外科」をご受診いただき、痔の治療を済ませた後にOラインの脱毛施術へと進んでください。

「痔」だとOライン(肛門周辺)脱毛が受けられない理由

当院は、主に以下に挙げる2つの理由から「痔」をお持ちの患者さまのOラインの脱毛施術をお断りしています。ご理解のほど、よろしくお願いします。

痔の症状が悪化してしまう可能性

脱毛施術でのレーザー光の照射は、皮膚の内部で軽い熱傷のような症状をもたらします。脱毛施術をお受けいただいた後は、皮膚が軽く熱を帯びたような状態が数日程度続きます。 「痔」にもいくつかの種類があり一概には言えませんが、このような脱毛施術後の「熱のこもった状態」は痔の炎症に対してマイナスに作用する可能性がゼロとは言い切れません。

「痔」の症状を悪化させてしまう可能性までは考えにくいですが、一時的にいつもよりも痛みやすくなってしまう可能性などが懸念されます。 肛門周辺のムダ毛をキレイにできても、「痔」を患っていてはやはり快適ではいられませんよね。先に「痔」の症状を治療していただき、その上で脱毛施術をお受けいただきますと、自信のあるお尻を手にしていただけるはずです。


痛みとの兼ね合い

肛門周辺のOラインは、元々VIO脱毛の中でも強く痛む部位として知られています。どなたでもある程度色素沈着しているため、レーザー光がムダ毛以外の皮膚組織に少なからず吸収されてしまいます。 このような強い痛みを伴うOライン施術において、既に痛み因子としての「痔」を患っていた場合、想像できないくらいの強い痛みになってしまうことが懸念されるのです。

痔の症状は元々「痛み」と密接に関わるものですので、当院としましては患者さまが感じ得る「痛みレベル」に配慮し、先に「痔」の治療を終えていただくというお願いをさせて

痔の4種類

痔は多きく分けて3つの種類があります。痛み方などによってどの種類の痔であるかがおおよそ特定できると言われています。一般的によく耳にするのが、「いぼ痔」や「切れ痔」ですが、このほかにも「痔ろう」と呼ばれる症状もあります。

いぼ痔について

痔は多きく分けて3つの種類があります。痛み方などによってどの種類の痔であるかがおおよそ特定できると言われています。一般的によく耳にするのが、「いぼ痔」や「切れ痔」ですが、このほかにも「痔ろう」と呼ばれる症状もあります。


いぼ痔(外痔核と内痔核)

いぼ痔は、肛門の内側にできる「内痔核(ないじかく)」と、肛門の外側にできる「外痔核(がいじかく)」とに分かれます。 身体の中の直腸側は知覚神経が通っていないため「内痔核」では痛みを感じません。

一方、外側にできる「外痔核」は知覚神経が通っているため、排便の際などに痛みが出ます。肛門の外側にうっ血してできた「いぼ状の腫れ」がありますので、比較的本人が自覚しやすいものとなっています。


切れ痔(裂肛)

切れ痔は「裂肛(れっこう)」とも言われ、肛門の出口付近の皮膚が文字通り切れてしまう症状です。便秘などの症状を受けて硬い便が通過する際に切れてしまうケースが多いようです。 歯状線(しじょうせん)と呼ばれる箇所よりも外側に位置するため、視覚神経の影響を受けて強く痛むことが知られています。

痛むことを無意識に避けたい気持ちが更なる便秘傾向を生み、それが痛みや症状を悪化させてしまうといった負のサイクルに陥ることも少なくありません。


痔ろう(あな痔)

痔の症状の中には、普段あまり耳にすることのない「痔ろう」と呼ばれる症状もあります。これは歯状線のくぼみ部分に細菌が侵入して感染してしまい、化膿して膿がトンネルのように掘り進んでしまう症状です。症状の進行度によっては最終的に貫通してしまうこともあるため、「あな痔」と呼ばれることもあります。

38~39℃程度の発熱や激しい痛み、腫れなどが見られ、膿が外に出てしまうことで下着が汚れてしまうという問題もあります。

「機能」も「見た目」も美しいお尻のために♪

当院は、美容皮膚科を掲げるクリニックですので、「痔」を治療することはできませんが、「痔」を治すことの大切さについては言及できます。たとえば、当院のOライン脱毛施術で肛門周辺のムダ毛をキレイにできても、「痔」を患っていてはやはり心理的に快適ではいられません。

また、「痔」の症状があることで「排泄」という生理上大切な機能が鈍くなってしまうはずです。排泄が適切に行なわれなければ、「肌荒れ」や「ストレス」など、美容に関わる影響が強く出てしまいます。

美は「内側」と「外側」の両方から作っていきましょう

当院は、外側の美を作るお手伝いとして「レーザー脱毛施術」を提供しておりますが、やはり内側から美しくなる意識も大切です。両方が整ってこそ初めて本当の美しさがご実感いただけるものだと考えています。 患者さまには「脱毛施術」を一つの契機と捉えていただき、お身体の内面と外面の両側で美を追求していただきたい次第です。

たとえば、他院にて「痔の治療」をお受けいただいている期間に別の部位の脱毛施術を進めていくことも可能です。 施術順序なども含めて、患者さまのご相談に応じますので、お悩みや疑問点などがございましたら、ぜひお気軽に「無料カウンセリング」にお越しください。当院は「美しくなりたい」と願う全ての女性を全面的にサポートさせていただきます。