ジュエルクリニック恵比寿

ムダ毛って本当に無駄?体毛の役割と機能の整理

医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。

身体のあちこちに生えるムダ毛。見た目の印象だけでなく「ムレ」や「臭い」などとも関わり「邪魔者扱い」されているのが現状です。それでも進化の過程を振り返れば、やはり体毛にはそれなりの機能があります。一度しっかりと体毛の役割を整理しておき、その上で安全な選択肢として「医療脱毛」をオススメしたいと考えています。「体毛って本当に取り除いても大丈夫なの?」こう思った方はぜひ当コラムをご一読ください。

邪魔者扱いされる体毛(ムダ毛)の3つの役割

人類の祖先とされるサルや類人猿は、かつて外界で狩りをして暮らし、身体の大部分が体毛で覆われていました。このような環境下では、体毛には「外的環境から身を守る」ということに加え、命を繋ぐための「体温調整機能」という大きな役割がありました。

進化の過程で徐々に道具を使うようになり、毛皮や服を身にまとうようになることで、体毛は徐々にその役割を変えて退化していったと考えられています。

とは言え、「今生えている体毛が全く意味をなしていないのか?」と問われれば違います。普段あまり意識しないですが、やはり「体毛」には皮膚の保護機能や体温調整などの役割が残されています。

お肌の保護という「バリアー機能」

毛が身体の各パーツを守っている例としてわかりやすいのは、「頭の頭髪」や「性器周辺の陰毛」なのではないでしょうか。これ以外にも細かく見れば、体毛はまだまだ身体やお肌のバリアー機能として重要な役割を果たしています。

体毛のバリアー機能(部位別の例)

  • 頭髪…何かが頭にぶつかった時の衝撃を和らげる役割
  • 眉毛…目にゴミやほこりが入るのを防止して視界や視力を保護する役割
  • 鼻毛…空気中のゴミやウィルスを取り込まないようなフィルターの役割
  • 陰毛…生殖器の保護と異物やゴミの侵入をガードする役割

このほか、体毛全体には普段あまり意識しない次のような効果が隠されています。

体毛のバリアー機能(体毛全般)

  • ケガをしたときに直接的に皮膚がダメージを負うのを和らげる役割
  • 紫外線などによる皮膚ダメージを受けにくくする役割

体温や湿度調整の「保温保湿機能」

体毛には「体温調整」や「湿度調整」という役割も考えられます。たとえば、私たちは体温を測定する時にワキに挟むという形を取りますが、これはワキが私たちの身体の中で「容易に接触できる体温の高い部位」だからです。

このことからも、「ワキ毛」には次のような「体温調整機能」が隠されていることがわかります。また鼻毛についても、適切な温度で空気を吸い込むことをフォローする役割が考えられます。

体毛の温度調整の例

  • ワキ毛…発汗効率を上げて、身体にとっての適切な体温維持をサポートする役割
  • 鼻毛…空気を吸い込むときに冷気を緩和してから取り入れる役割(気温の低い時)

現代の女性にとっては、言わば「身だしなみ」にも関わるこれらの毛についても、やはりそこにはそれなりの存在意義があることがお分かりいただけると思います。

体毛の「保湿機能」はもろ刃の剣??

体毛には、「体温調整」と類似する役割として「保湿機能」も考えられます。体毛や産毛が存在していると、お肌の湿度を保ちやすいというプラス効果があり、先にご紹介した「バリアー機能」の強化にも繋がっていきます。

体毛の湿度調整(体毛全般)

  • お肌の乾燥を防ぎ、外的環境に強い皮膚状態を維持(紫外線ダメージなどを受けにくくする)

ただし、「保湿機能」については、体毛の生える部位や気温によって「蒸れ」を促すという側面もあります。このため、一概に良いことばかりではございません。


触れた時の気づきを助ける「触覚機能」

身体を覆う産毛が濃い場合、気配などを察知しやすいというメリットがあります。自分が何かに触れたり触れられたりしたときに直ぐに気づいたり、接触したものが何なのかを肌レベルで捉えやすくなります。 普段は「視覚」が認知機能の多くをサポートしていますが、暗闇の中で何かが触れたときなどには体毛があるのとないのとで認知レベルに大きな違いが生じます。

体毛の触覚機能(体毛全般)

  • 暗闇環境下や、視野の外にある部位での接触を気づきやすくしてくれる

電気を常時使用する現代の生活環境では、そこまでこの「体毛の触覚機能」が大きな役割を果たすことはありません。それでも、蚊の多い夏のシーズンなどは体毛が皮膚感覚をサポートしてくれているのは確かです。

脱毛施術は体毛の機能を除去する行為 ただしメリットも多い!

体毛には、「体温調整」と類似する役割として「保湿機能」も考えられます。体毛や産毛が存在していると、お肌の湿度を保ちやすいというプラス効果があり、先にご紹介した「バリアー機能」の強化にも繋がっていきます。

体毛やムダ毛の役割や機能について掘り下げていくと、「脱毛施術はしない方が良いのでは…」という気持ちになるかもしれません。

それでも私たちはかつての祖先が生きていた環境とは大きく異なった世界に生きています。温度調整機能を守るために「ワキ毛」を残すよりも、医療脱毛でワキ毛の生えてこない状態を作り上げてしまって、温度調整はエアコンなどの家電や制汗剤スプレーなどで補う方が「現代人らしい環境にフィットした生き方」だと捉えることもできます。

「無駄を除去してから補う」のが私たちの選択

厳密なレベルでは、「お肌のバリアー機能が少なからず弱まってしまうこと」が脱毛施術の最大のデメリットとして考えられます。ですが、ムダ毛を除去せずにセーブしていては、身だしなみやファッション面で窮屈になってしまいます。ムダ毛がコンプレックスとなり、交友関係を狭めてしまう可能性さえございます。

良くも悪くも、私たちはこのように「美」に対して以前よりも繊細な環境で生きています。脱毛施術によって湿度キープという能力が低下したなら、保湿クリームで肌環境を強化することで補うことができます。

欠けた能力や機能は後からフォローしていく方法がございますので、無駄だと感じる「ムダ毛」を除去して前に進む方がより快適なライフスタイルに繋がっていくはずです。

世代を超えて多くの患者さまがツルスベお肌を手にしています♪

当院「ジュエルクリニック恵比寿」には既に10年以上の施術実績があり、これまで数多くの患者さまの「ムダ毛のお悩み」に寄り添ってきました。近年では施術患者さまの世代も広がり、10代から50代を超えて幅広い層の患者さまがお越しになります。

それぞれに抱えるお悩みやご希望部位などは異なりますが、各患者さまの「美しくなりたい」という思いは共通しています。医療脱毛(レーザー脱毛施術)には、ムダ毛を安定的に生やさなくする確かな脱毛効果がございますので、ぜひ前向きに「無駄を除去して美を残す」という方法をご検討ください。

随時無料カウンセリングを受け付けておりますので、お気軽にご相談いただけますと幸いです。