ジュエルクリニック恵比寿

VIO脱毛と月経周期。生理中の対応と脱毛施術の関係

医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。

「生理中に脱毛施術は可能なのか?」については、脱毛施術を受ける機関によって対応が異なります。一般的には医療機関(クリニック)であれば施術可能と案内されますが、VIO脱毛など一部制限があるのが通常です。また、施術が可能であるかどうかに関わらず、女性の月経周期は脱毛施術において少なからず影響を与えるものとなっています。生理に関連するVIO脱毛のご予約上の注意点や、生理と脱毛施術の関係について解説いたします。

クリニックは生理中も対応可能(ただし他院ではVIOは不可が一般的)

クリニックなどの医療機関であれば、生理中であっても脱毛施術が可能な場合がほとんどです。ただし、これには「VIO脱毛など、デリケートゾーンの施術を除いて」という条件が付くのが一般的です。

当院基準:VIO脱毛は生理中も脱毛可能

当院では、生理中も生理用タンポンのご使用を頂く場合に限りVIOやヒップのレーザー施術が可能です。

これはエステサロンでは通常設定されていない基準ですので、「医療機関ならではの強み」だと言えるでしょう。クリニックには、常に医師や看護師が在籍しているため、衛生面でも適切な対応が可能なのです。

生理中にVIOとお尻表面の脱毛施術がダメな理由は?

ほとんどのクリニックが生理中にVIOなどのデリケートゾーン周辺の施術を不可とさせていただいてる理由は、念には念を期して「感染症」や「皮膚疾患」などのリスクを排除しているためです。様々な患者さまに医療サービスを提供している関係上、「体調不良などへの個別処置」を超え得る影響に関しては事前に十分に配慮する必要があるのです。このため、VIO脱毛やお尻表面の脱毛については、生理中は施術をお断りするクリニックが多いのです。

急な生理も…当院では生理中でも施術が可能です!

月経は女性にとって非常にデリケートなものとなっているため、予定よりも生理が早く来てしまったといったことも起こります。このようなタイミングで「デリケートゾーン周辺の脱毛施術」の予約が入っていた場合はでも当院ではタンポンを装着している場合に限り施術が可能ですので、月経のサイクルを気にする事なくストレスフリーでご予約頂けます。

月経サイクルと脱毛施術の関係

「生理中の脱毛施術」というテーマに関連させて、月経サイクルと脱毛施術の関係性についてご紹介します。脱毛施術の可否自体については「生理期間を避ければ何も問題ない」と割り切ることもできますが、実際には脱毛施術をお受けいただくタイミングによって「施術中の痛み」や術後反応に違いが出る可能性がございます。

このあたりの知識を深めていただき、「脱毛施術にとってベストなタイミングはいつなのか?」を月経サイクルの中で考えてみましょう。

理想的には「生理後2・3日~排卵までの間」がベスト

結論を先にお伝えしますと、月経周期の中で脱毛施術が最も負担なくスムーズに進むのは、「月経後2・3日を経過した辺りから排卵がもたらされるまでの5日程度の期間」になります。もちろん、先ほども申し上げた通り、当院では生理中の脱毛も可能ですがちょうどイラストのように「お肌の好調期」を狙っていただければ、脱毛施術がもたらす身体的な負担を最小限のものにすることができます。

生理前の「不調期」は特に要注意!

生理前にイライラしやすくなったり肌荒れが起こりやすいのは、女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌割合に大きな変化がもたらされるためです。 まず、エストロゲンとプロゲステロンの特徴について簡単に整理してみましょう。

エストロゲンの作用

  • 女性らしい身体を作る
  • 子宮内膜を厚くする
  • 自律神経を整え、心を穏やかにする
  • 基礎体温を下げる

プロゲステロンの作用

  • 子宮内膜を厚く保ち着床しやすくする
  • 妊娠した際に妊娠状態を安定させる
  • 体内に水分を保持させ食欲増進を促す
  • 基礎体温を上げる

「美人ホルモン」と「ブスホルモン」!?

エストロゲンとプロゲステロンは女性にとって非常に重要なホルモンですが、概して、エストロゲンは「女性らしさを作るホルモン」、プロゲステロンは「妊娠を助けるためのホルモン」と言えるでしょう。俗に「美人ホルモン」とも言われるエストロゲンの効果に対し、プロゲステロンは妊娠しなかった場合には美と少なからず対極にある作用をもたらし、しばしば厄介者扱いされます。

特にエストロゲンよりもプロゲステロンが優位になってくる「黄体期」に関しては(イラスト参照)、自律神経も安定性を欠いてイライラしやすくなるばかりか、基礎体温の上昇や水分の保持とも関係して身体がむくみやすくなります。皮脂が出やすくなったりメラニンの産生量も増加するため「ニキビ」や「シミ」などもできやすく、食欲が増すためダイエットもあまりうまくいきません。

プロゲステロン増加は「抗菌ペプチド」を減らすという一面も…

プロゲステロン増加は「抗菌ペプチド」を減らすという一面も… 「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌量が増加すると、これを受けて「抗菌ペプチド」と呼ばれる物質が減少してしまうことも知られています。これは肌環境を正常に保つことに貢献してくれる物質なため、プロゲステロンが増加する生理前の1週間前後は肌環境において最もダメージを修復しにくいタイミングだと言えます。

このようなことから、上記イラストの不調期に該当する期間については、脱毛施術を受けた場合、次のような影響が少なからず生じてしまうとまとめることができます(もちろん、個人差はあります)。

生理前後に脱毛施術を受けた場合の影響

  • レーザーの照射に対して「痛み」を感じやすい
  • 術後の正常反応「赤いポツポツ」などに対して、肌の修復が進みにくい
  • 心穏やかな状態で脱毛施術を受けにくい

ここのような影響以外にも、お肌の赤みやむくみなどについてはやはり細かなレベルで作用します。よって、「生理中じゃないからこの日でOK」と判断するよりは、ご自身の月経サイクルをしっかりと把握していただき、「月経後の数日後を狙った施術日」を設定していただいた方が良いと言えるでしょう。

基礎体温を付ける習慣については、女性が自分の心身の状態を知るうえで非常に有効なものとなりますので、脱毛施術のご予約とも関連させてうまくご活用いただければと思います。

VIO脱毛に関わらずお気軽にご相談を♪

当院は全ての患者さまを「無料カウンセリング」にてお迎えしております。人気の「全身脱毛」や身だしなみとして必須の「ワキ脱毛」、当コラムのテーマとも関係のある「VIO脱毛」など、様々な部位のムダ毛や美容のお悩みを無料にてご相談いただけるものとなっています。また、たとえば「VIO脱毛」については毛量調整やデザイン調整という選択も可能ですので、興味をお持ちの場合は以下のコラムなども併せてご覧ください。

参照)VIOのデザイン事情 下半身にも個性の時代!

10年以上もの実績を有する当院「ジュエルクリニック恵比寿」が、貴女の女性美を全力でサポートさせていただきますので、お気軽にご相談いただけますと幸いです。