ジュエルクリニック恵比寿

敏感肌&乾燥肌のムダ毛処理の間違い。症状悪化の4要因

医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。

敏感肌や乾燥肌の女性にとって「ムダ毛処理」は多くのお悩みをもたらします。「ムダ毛処理をすることで生じる肌トラブル」と「ムダ毛処理をしないことで失う女子力」との間で、常に揺れながら生活しているという場合が多いのではないでしょうか。場合により、誤ったムダ毛処理習慣が「敏感肌」や「乾燥肌」を悪化させてしまっているケースもございますので、当コラムで自己処理によるムダ毛対策の問題点をご確認いただき、最適なソリューションを模索ください。

4つの自己処理方法に潜む肌トラブルのリスク

敏感肌や乾燥肌の患者さまは、一般女性よりもお肌が外部刺激に弱いという特徴があります。それでも遺伝的な要因によって体毛(ムダ毛)はしっかりと育ってしまうため、「自分のムダ毛をどう処理すべきなのか」という点で切実な悩みに繋がります。

一般的に行なわれる次のような自己処理方法(ムダ毛対策)は、敏感肌や乾燥肌の患者さまの場合に特に注意を要します。オススメは、後ほどご紹介する医療機関(クリニック)でのレーザー脱毛施術ですが、その前にまず一般的なムダ毛自己処理方法の問題点について整理してみましょう。

【カミソリ】お肌の乾燥&バリア機能低下の要因

カミソリおそらく、最も多くの女性が習慣化しているムダ毛対策が「カミソリによる剃毛」だと思います。カミソリの使用で理解しておかなければならないのは、どれだけ専用のスムーサーやシェービングジェルを使用していても、ムダ毛が肌表面でカットされる時点で「角質層」も削り取ってしまっているという点です。

乾燥肌や敏感肌の場合には外部刺激に弱いという特徴がありますので、バリア機能の最終的な砦とさえ言える「角質層」を自ら傷つけてしまうのはナンセンスです。剃れば剃るほど保湿機能が失われ、些細な刺激に過剰反応してしまう肌体質が強化されてしまいます。

専用ジェルなどを使用して丁寧に剃ることで多少は症状の悪化を緩和できますが、本来的に「カミソリの使用自体を止めた方が良い」という点については否定しようのない事実だと言えるでしょう。


【毛抜き】埋没毛や毛穴周辺の細菌感染のリスク

毛抜きを使用する女性の心理としては、「少しでも長くムダ毛の生えていない状態を維持したい」というものだと思います。カミソリで剃る場合には、2日程度でジョリジョリとした肌触りになってしまうため、お泊りデートの際などにはやはり気になるものです。ところが、毛抜きを使用してムダ毛を引き抜いていると次のようなリスクが生じてしまいます。

毛抜き使用による肌トラブルリスク

1.毛穴が広がってしまい、お肌のキメが失われる

2.うまく引き抜けずにちぎれてしまい、毛先が誤った方向に伸びて「埋没毛」になってしまう

3.広がった毛穴周辺で細菌感染が起こり、「毛嚢炎」を生んでしまう

特にムダ毛が毛穴の中に埋もれてしまう「埋没毛(まいぼつもう)」や、白ニキビのような「毛嚢炎(もうのうえん)」といった症状は見た目の上で清潔感とは真逆にシフトしてしまいます。キレイな状態を長期間維持したいという目的で手に取ったはずの「毛抜き」が反作用をもたらしてしまいますので、本末転倒に陥る可能性をはらんでいると言えるでしょう。


【電気シェーバー】硬毛化や色素沈着を招く可能性

電気シェーバーによる自己処理は、カミソリや毛抜きの使用に比べて肌トラブルのリスクは緩やかです。特に敏感肌の女性向けに考えられた商品では、「深剃り」しすぎないような工夫が取り入れられており、肌表面の角質層への影響が最小限に抑えられます。

しかしながら、その代償として次のような点がムダ毛処理という点で弱点になってしまいます。

電気シェーバーでのムダ毛処理の欠点

1.産毛などを剃るには良いが、ワキなどの剛毛を処理するには向かない

2.同部位に繰り返し使用することで、ムダ毛が硬くなったり色素沈着する可能性がある

剛毛処理に向かないというのは、深剃りができないために直ぐにチクチクするという点で問題になるという意味です。遠巻きに目立つようなリスクまでは生じませんが、その分剃る回数が多くなってしまうため、ムダ毛が太く濃くなってしまう「硬毛化(こうもうか)」と呼ばれる症状を招くケースが考えられます。

また、肌表面でムダ毛のカットを繰り返していると、その部位でお肌が黒ずみやすくなってしまうという「色素沈着」の影響も懸念されます。


除毛クリーム】かゆみやヒリヒリ感の誘発リスク

除毛クリームのメリットは、何と言っても取りこぼしなくムダ毛を取り除ける点です。産毛(うぶげ)であっても効果が見込めるため、背中を見せるドレスなどを着用する場合には有効活用できるケースがあります。

しかしながら一方で理解しておかなければならないのは、除毛クリームは「ムダ毛を化学的に溶かすことでムダ毛を除去する」という方法が取られている点です。美容院で使用されるパーマ液にも含まれている「チオグリコール酸カルシウム」という主成分が使用されており、毛を構成しているタンパク質の「アミノ酸結合」を解きながらムダ毛を溶かしています。「医薬部外品」として一定の基準をクリアしているため簡単に皮膚トラブルを生むようなものにはなっていませんが、これはあくまでも一般的な肌体質を基準とするものです。

どの除毛クリームにも使用前の「パッチテスト(皮膚アレルギー試験)」の必要性が明記されており、肌の弱い患者さまには不向きなものと言えます。 敏感肌や乾燥肌の患者さまの場合には、使用後に「かゆみ」や「ヒリヒリ感」が強く出る可能性が考えられるため、パッチテスト以前に「試してみようかな?」と思うこと自体オススメできません。

医療脱毛(レーザー脱毛施術)こそがベストソリューション!

「敏感肌」や「乾燥肌」の患者さまにオススメしたいムダ毛対策は、当院のような医療機関(クリニック)でレーザー脱毛施術をお受けになる方法です。患者さまによっては「自分の肌体質がレーザー脱毛施術に合わないのでは?」とご心配になる場合もございますが、一般的にはよほどのことがない限り、レーザー脱毛施術が受けられないというようなことは起こりません。

「アトピー性皮膚炎」を患っておられる患者さまであっても、当院医師が診察した上で施術可能と判断できるケースもございますので、ぜひ一度「無料カウンセリング」にお越しいただければと思います。

「無料カウンセリング」からスタートできます♪

肌体質にご不安がある場合には、脱毛施術のスタート時点で一般患者さま以上のご不安がおありだと思います。当院は全ての患者さまに初回「無料カウンセリング」を実施していますので、ご不安点を払拭してからの脱毛施術が可能です。もちろん、ご契約については患者さまのご判断次第ですので、無料カウンセリングのみで終わらせるということでも問題ございません。

あくまでも「医療脱毛(レーザー脱毛施術)のガイダンス」という位置付けですので、気兼ねなくご参加いただければと思います。皆さまのお越しをスタッフ一同お待ちしております。

参照) お肌が弱い私の選択肢 医療脱毛は大丈夫??