ジュエルクリニック恵比寿

医療レーザー脱毛の副作用 リスクの森の道しるべ♪

医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。

赤ずきんちゃんが大好きなおばあさんの家に行くためにオオカミのいる森を抜けなければならなかったように、医療レーザー脱毛でムダ毛のないすべすべお肌を手に入れるためには「リスクの森」を通過しなければなりません。医療レーザー脱毛にはどんな副作用が潜んでいるのか、こちらのコラムでご確認ください。

レーザー脱毛の副作用に関する基礎知識

副作用って怖いもの???

医療機関の治療で副作用と聞くと、「血管や内臓機能などにおいて本来起こるべきでない深刻な作用が生じる」といったイメージをお持ちかもしれません。ご安心ください。

医療レーザー脱毛で照射するレーザーは皮膚の極薄い領域のみで作用するものです。皮膚を通過して内臓にまでレーザーが到達するというようなことはありません。

このため、皮膚関連のトラブルやムダ毛についての予期せぬ反応以外で、身体機能に異常をきたすような副作用までは考えにくいと言えます。

なぜ副作用が起こる可能性があるの?

ムダ毛に与えられた役目もそのまま除去されるためです

「ムダ毛」という名前がどのようなタイミングで誰によって付けられたのかは不明ですが、実際のところムダ毛と言われる各体毛にもちゃんと存在意義があります。

体毛が果たす役割とは?

  • 紫外線や細菌などから皮膚を保護する「バリアー機能」
  • 皮膚表面の温度・湿度変化を調整する「保温保湿機能」

一つには皮膚を紫外線などから保護するという保護機能、また適度な温度湿度に保つという保温保湿機能も考えられます。これらを医学的に除去するということになりますので、その機能が失われることのデメリットがそのままレーザー脱毛のリスクということになります。

止めておいた方が良いの?

当院は、医療サービスとして「レーザー脱毛施術」をご提供している立場ですので、「止めておいた方が良い」といったネガティブな言葉は選びにくい立場です。ただし医療機関としての責務もありますので、「不安が強いということであれば、無理に施術をお受けになるのはお控えいただきたい」ということになります。

レーザー光は、他の部位を傷つけない処置が可能なもの

レーザー脱毛器によって照射されるレーザー光は、他の組織を傷つけることなく特定組織に選別的にレーザー光を吸収させることができるものです。

選別的に吸収させる対象とは、具体的には「メラニン色素」です。日本人の体毛には多くのメラニン色素が含まれているため、高エネルギーのレーザー光を当てた際にも、効率よくムダ毛の中のメラニン色素にのみレーザー光が吸収されていき、他の身体組織に損傷を及ぼさない施術が可能になるのです。

このようなレーザーの選別的な反応は1983年に米国ハーバード大学の「ロックスアンダーソン博士」によって「選択的光熱融解理論」の中で発表されており、この性質を利用してレーザー脱毛器が開発されてきたという経緯もあります。

また、当院が採用してる医療用レーザー脱毛器「「ジェントルレーズ プロ(ロングパルスアレキサンドライトレーザー)」は、2017年1月に国内で初めて厚生労働省より薬事承認を得た安全性の高い医療用レーザー脱毛器です。

何かあった場合には医師が常駐しているということもあり、緊急の処置がすぐに行なえる体制も整っています。このようなことから、施術環境としては十分な安全性が確保されているということを自信をもってお伝えできます。 では、安全性が確保された環境であることを前提として、レーザー脱毛によって起こり得る副作用の具体例について見てみましょう。

レーザー脱毛で起こり得る副作用の例

術後のヒリヒリ感(肌の乾燥・かゆみ)

レーザー脱毛器による施術では、レーザー光が選択的にメラニン色素に吸収される中で、それが「熱エネルギー」に形を変えて毛根組織に浸透していきます。毛根内は瞬間的に非常に高い温度に達するため、施術後は一時的に軽いヤケドを受けたあとのような状態になります。

これはレーザー反応として正常なものですが、人によっては術後ヒリヒリ感を強く感じる場合や、肌の乾燥が強く現れたり、かゆみを生じることもあります。このため、オペを終えた当日はいつも以上にお肌の保湿ケアを入念に行なっていただき、入浴に関しては極力熱の伝わりを避けるため、シャワーのみで済ませていただくようにご案内しています。

ヤケド・しみ(色素沈着)

患者さまがお持ちの本来のお肌の色味(メラニン色素が多いなどの傾向)によっては、レーザー光がムダ毛のメラニン色素に反応する際に、皮膚自体のメラニン色素に対しても反応してしまうということが起こり得ます。

施術に際しては、事前に「お肌の色」の確認などを入念に行ないますので、元々お肌の色が黒い傾向にある方には、メラニンへの反応具合が弱い「YAGレーザー」という別の医療用レーザー脱毛器を使用するなどの手段を講じます。

このため、強烈なヤケドといったような施術トラブルはあまり考えにくいですが、たとえば部分的に強い日焼けなどをしている場合に、たまたまそのような皮膚状態を見逃してレーザー照射を行なってしまうと、ヤケドやしみ(色素沈着)などを起こしてしまう可能性もあります。

当院としましては、このような肌トラブルが生じないように施術前には「肌状態の入念な確認」を行なっていますが、患者さま意識としましても、施術前には肌を焼く行為はもちろんのこと、できるだけ日差しをお避けいただくようにお願いします。

毛嚢炎(もうのうえん)ができる可能性

毛嚢炎とは、たとえばカミソリで自己処理をした後に皮膚表面に細かな傷が生じ、そこにブドウ球菌が感染して「白ニキビ」のような状態になる症状です。これまでカミソリや毛抜きを使って自己処理をされてきた女性なら、一度はなったというご記憶があるかもしれません。

レーザー脱毛では、カミソリの時のような細かな傷が生じることは考えられませんが、毛がなくなってしまうことでそこにあった「バリアー機能」が突如消えてしまうといった影響を受けます。このため、患者さまによっては医療レーザー脱毛の施術後に、一時的に施術箇所の皮膚表面で毛嚢炎ができてしまうこともあります。

カミソリなどを使用する場合に比べて発生する確率は低くなりますが、お肌が弱いという女性の場合は少し注意を要します。通常は1・2週間もすれば治まりますので、あまり過度に心配される必要まではございません。

硬毛化・増毛化

施術対象としている「ムダ毛」そのものにも予期せぬ反応が生じる可能性があります。施術後に毛が硬くしっかりとした毛となって生え変わってしまうような症状を「硬毛化」と呼び、施術部位が全体的に毛深くなるような症状を「増毛化」と呼んでいます。

通常、これらが生じ得るのは「産毛(うぶげ)」のようなメラニン色素の含有率が低い毛に対してのみです。具体的な部位としては、背中の脱毛施術をご想像いただければわかりやすいかもしれません。 先にもご説明しましたように、レーザー光で脱毛が可能になるのは、「メラニン色素へのレーザー光の吸収プロセス」があるためです。

つまり、元々黒くしっかりとしたメラニン色素の多い毛であればあるほど、レーザーは効果的に吸収されていきますので、より精度の高い脱毛が実現します。 逆に産毛のようにメラニン色素が薄い場合、レーザー光を照射してもうまくレーザー熱を毛根組織に届けられず、レーザー光がかえって毛根組織を中途半端に刺激するケースがあります。この結果、持続的に生えてこないという脱毛効果ではなく、強く濃くなって生え替わるといった予期せぬ事態を生むことがあるのです。

これを避けるためには、産毛が生え揃う部位を無理にツルツルにしようとしないこと、もしくは、場合により硬毛化や増毛化になった際にも、再度その後のしっかりと生え替わった箇所に脱毛施術を施して、最終的にキレイにすべて取り除いてしまうという方法が考えられます。 後者の方法は毛の生え替わりプロセスを加味すると、かなり長期的な戦いになってしまいますのであまり主体的に選択すべきものではありません。

どちらかと言えば、もしも硬毛化や増毛化に陥った際には、このような逃げ道があるという捉え方に留めておく方が無難です。 当院では産毛が多い箇所でレーザー脱毛施術をご希望になる場合、このような「硬毛化・増毛化」リスクがあることを予めご理解いただいた上で施術を行なうようにしています。

医師の診察とフォローで安全面をバックアップ!

当院はリスクを隠さずに伝えることでリスク対処しています

赤ずきんちゃんに対して、彼女のお母さまが事前に「森の中でオオカミと話してはいけませんよ!」と注意を促していたように、私たちも脱毛施術には上述したようなリスクがあることを事前のカウンセリングの中で包み隠さずお伝えしています。

ただ、赤ずきんちゃんの童話の場合と私たちの立場が少し異なるのは、私たち施術担当者は赤ずきんちゃんのお母さまとは異なり、患者さまと共に森の中に入っていくということです。つまり、患者さまの希望を安全に無理なく叶えていくために、二人三脚でオオカミと出会ってしまわないような丁寧なエスコートをさせていただきます。

施術を実施するのは、医療従事者である医師か看護師ですので、適切な処置と安全面への配慮を行ないます。こちらが希望する処置を施すのではなく、あくまでも患者さまのご希望をお伺いし、その中でできる限り安全な経路をご案内するという形を取らせていただきます。

まずは「無料カウンセリング」にお越しください

「しっかりとした持続的効果のある脱毛施術を受けてみたい」、「でもやっぱり肌トラブルなどで不安がある…」このような方は、ぜひ一度当院の無料カウンセリングにお越しください。

当院は、渋谷区の恵比寿に位置し、首都圏を中心に数多くの患者さまにご利用いただいております。初回の患者さまには全て「無料カウンセリング」を実施し、医療脱毛のメカニズムのご説明から施術期間・施術部位・施術料金・お支払方法などを丁寧にご案内します。

また先にもご紹介しましたように、医療脱毛施術のリスク面などもご案内し、疑問点などにも丁寧にお答えしております。当日施術も含めて希望される方にはそのような対応も可能ですが、「ただちょっと話を聞いてみたい」という形のみでご予約をお取りいただいても何も問題ございません。

「無料カウンセリング」で何か料金が発生することはございませんし、エステサロンのような執拗な勧誘などもございません。ぜひお気軽にジュエルクリニック恵比寿まで足をお運びください。